抽選?早い者勝ち?マラソン大会エントリー制度をランナーと運営両方の視点で考える
今年、つくばマラソンのエントリーが間に合わず、出場できなくなってしまいました。サイトに繋がったときにはすでに定員オーバー。クリック合戦に敗れた…という表現がぴったりです。
代わりに上尾シティハーフマラソンにエントリーし、12月のフルマラソンに照準を切り替えることにしましたが、「そもそも、エントリー制度ってこれでいいの?」というモヤモヤが残ったのも正直なところです。
早い者勝ちエントリーのメリット・デメリット
ランナー側の視点から見ると
- メリット:努力次第で誰でも出られる可能性がある
- デメリット:サイトが重い、瞬殺、予定が立てづらい
大会運営側から見ると
- メリット:早く資金繰りや参加人数を確定できる
- デメリット:サーバー負荷対応が必要。公平性への疑問
抽選エントリーのメリット・デメリット
ランナー側の視点から見ると
- メリット:焦らなくてよい、平等感がある
- デメリット:落選すると計画が狂う
大会運営側から見ると
- メリット:公平性を担保しやすい、抽選結果の公表で話題性がある
- デメリット:辞退者や入金漏れなどによる再抽選の手間
理想の形とは?
僕としては「抽選+早い者勝ちの併用」が一つの解決策だと思っています。
たとえば抽選枠70%、先着枠30%。もしくは、地元枠、連続出場者枠、チャリティー枠など、複数のエントリー方法を併設して多様性を持たせる。すでに東京マラソンや金沢マラソンなどはこの方法を採用しています。
すべてのランナーにとって平等であるのは難しいかもしれませんが、今の「即終了方式」だけだと、継続的に参加している人ほど報われないこともある。
まとめ|出られることは当たり前じゃない
大会に出られること自体がラッキーな時代。そう考えると、出場できるレースは感謝して走りたいものです。
だからこそ、参加者にも運営側にも納得感のある「エントリー制度」が今後ますます求められてくると感じました。