サブ3を目指すための走行距離の目安と考え方

トレーニング法

フルマラソンでサブ3(3時間切り)を目指すとき、一番気になるのは「どれくらい走ればいいのか?」という点だと思います。ネットや本には「月200kmでもいける」という意見から「400kmは必要」という意見までいろいろあり、混乱しやすいです。ここでは、自分の体験と理論をもとに、「週間走行距離の目安」と「どう作っていくか」をわかりやすくまとめます。


1. 私の体験:月200kmでサブ3はできたけど…

私は月に200kmくらいの練習でサブ3を達成しました。
でも、その間に怪我が多くて安定して走れなかったのも事実です。

👉 200kmでも可能だけど、リスクは高いと考えておくべきです。


2. 安定して達成したいなら250〜300km

200kmでも走力のある人ならいけますが、ほとんどの人にとっては月250〜300kmがサブ3の現実的な目安です。これくらい走れると、練習が安定して続けやすく、本番でも力を出しやすいです。


3. 仕事の日と休みの日で練習を分ける

私は土日休みではなく、**月7〜9日の休み(2連休は月2回ほど)**という不規則な働き方をしています。だから「休みの日」と「仕事の日」で練習を分けています。

  • 仕事の日(10〜16kmジョグ)
    • 疲れていれば短めでもOK
    • ポイント練習は入れず、継続を優先
  • 休み1日(多いパターン)
    • ロング走(25〜30km)をメインにする
  • 休み2日(チャンスは月2回ほど)
    • 1日目:ペース走(15〜20km)
    • 2日目:ロング走(25〜30km)
    • そのあとに軽いジョグ(6〜8km)で回復

👉 この流れでやると、自然に月250〜300kmくらいになります。


4. リディアード式の期分けを活用する

私は リディアード式トレーニング を使っていました。期分けをすると「今の練習は何のためか」がはっきりして、モチベーションも続きやすいです。

  • 有酸素基礎期(8〜12週):距離を踏んで脚を作る
  • ヒルトレーニング期(4週):坂道で脚力とスピードの基礎
  • 無酸素インターバル期(4週):400〜800mのインターバルでスピード強化
  • スピード調整期(3〜4週):ペース走やTTで実戦的に仕上げ
  • テーパリング(2週):疲労を抜きながら本番にピークを合わせる

詳しくは別の記事で書いています。


5. 200kmと300kmの違い

  • 200kmの場合
    • 達成できる人はいる(私もそうだった)
    • でも怪我や疲れで続けにくい
  • 300kmの場合
    • 練習が安定する
    • 本番でも結果が出やすい

👉 「200kmでも挑戦はできる。ただし、安全に確実にいくなら300kmを目標にするのがおすすめ」


まとめ

  • ネット情報はバラバラだけど、現実的な目安は月250〜300km
  • 200kmでも可能だが怪我リスクがある
  • 不規則な働き方でも「仕事の日ジョグ+休みの日ポイント練習」で距離は積める
  • 期分けをすると目的が明確になり、無理なく力を伸ばせる

💡 サブ3を目指すなら、「ただ走る距離」ではなく「その距離を何のために走るか」を意識することが大切です。

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